『This Manその顔を見た者には死を』Case41「ケンカ」のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
KODAMAがディスマン事件の首謀者であることを認め、残る敵は「おもしろいのディスマン」のみとなりました。
ディスマンがいるという廃ビルに向かう斗。そして、ディスマンの正体はやはりあの人でした…
前回のあらすじはこんな感じです↓↓↓
This Man-その顔を見た者には死を-第41話「ケンカ」のあらすじ
奴は他人の顔が認識できない
KODAMAのアジトに、動画を見た警察が駆けつけていました。
しかし、そこに斗と九品寺の姿がありません。2人は、KODAMAから「おもしろいのディスマン」の居場所を聞き出し、バイクで向かっていたのです。
「あいつは…とっくにボクの手に負えなくなっていた」

危険過ぎるから隔離したとKODAMAは言っていました。「おもしろいのディスマン」は他人の顔を識別することができないそうです。重度の相貌失認だろうと、九品寺は言います。脳の損傷で、後天的に他人の顔を認識できなくなることは稀にあるらしく、その治療法はないそうです。
KODAMAは「おもしろいのディスマン」のぶっ壊れた頭を洗脳し、自分の顔を見た者を見境なく襲う怪人を生み出したのでした。
お前と本物のダチになれた
「おもしろいのディスマン」がいるという廃ビルに着いた斗と九品寺。
一人でケリをつけに行こうとする斗の腕を、九品寺が掴みます。
「本当にやるのか。お前に勝てるのか!!」
そう問いかける九品寺を黙って見返す斗。九品寺は斗の腕を放しました。
「今回の事件…災難としか言いようがねぇが一つだけいいことがあった。」
「お前と本物のダチになれた」

そう言う九品寺に微笑みを返し、斗は「おもしろいのディスマン」のもとへ向かっていきました。
そんな斗の背中を見送りながら、九品寺は「死ぬな…」と呟きます。
ディスマンの正体
廃ビルの中で「おもしろいのディスマン」を発見した斗。
斗は隠れもせず、ディスマンの前に姿を見せ、銃を構えます。斗の存在に気付いたディスマンは、すぐさまナイフを片手に襲い掛かってきました。
ディスマンに銃を向けていた斗でしたが、ディスマンが切りかかってくる瞬間に銃をおろし、ディスマンの脇腹に強烈な蹴りを喰らわせました。
斗も肩を切られてしまいますが、ディスマンは吹っ飛ばされて膝をつきます。
「…変だな。お前と戦えて嬉しい・・」
「嬉しいよ、剣…」
「おもしろいのディスマン」の正体は、斗の兄、剣だったのです…

This Man-その顔を見た者には死を-第41話「ケンカ」の感想
残念ながら、「おもしろいのディスマン」の正体は剣でした。かつての剣からは想像もつかない、変わり果てた姿です…
しかし、斗は、取り乱すこともなく穏やかな様子です。九品寺が指摘していたように、神水のノートで剣の失踪の真相が語られた時から、この残酷な現実は斗の脳裏にも浮かんでいたのかもしれません。
また、決戦の場にスケッチブックを持って行った斗。
確実な治療法は無いという相貌失認ですが、斗の似顔絵で剣を救うことができるのでしょうか。
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