いらっしゃいませ。
『君は008(ダブルオーエイト)』第16話「心構え」のネタバレありの感想です。
「日常兵器学Ⅰ」の授業中、誤ってダーツをウサギ先生に挿してしまった野原。
ウサギ先生はまさかのブチ切れで、授業は変なテンションに・・・
エイトたちは最下位を回避できるのでしょうか!
ブチ切れるウサギ先生
「先生、頭にダーツ当ててすみませんでした・・・」
高校生の授業中とは思えない、野原のアホな謝罪から始まった第16話。
「先生、全然気にしてないから・・・誰にでも失敗はある・・・」という返事にホッとする野原でしたが・・・
ウサギ先生、ブチ切れていました(笑)
顔が怖すぎますね。着ぐるみなのに顔が変わってるし・・・
もしかしたら、着ぐるみの素材はナノゼイロンかもしれません。
顔のインパクトが凄すぎて見落としがちですが、ウサギ先生のセリフはけっこうマジな気がします。
「誰にでも失敗はあるが、エージェントにミスは許されない」
トップのエージェントになれば、1つのミスで国が滅ぶこともある。だから、たかがダーツと言えども気を抜いてはいけないよ。
ウサギ先生はそう言いたかったんだと思います・・・たぶん。
すり替えられたルーレット
怒ったウサギ先生はルーレットの項目もすり替えてしまいました。
新しい項目は砂糖、ガム、ジュース、酢・・・
より使えなさそうな物が増えています。
ウサギ先生大人げない!
さっさと投げなきゃ「失格」だと言われ、仕方なくダーツを投げるエイトたち。
1番手のエイトは「入浴剤」、次のあやめは「ジュース」を当てます。
この2つでは、とても高得点を出せるとは思えませんが、あやめには狙いがありました。狙いがあるということは「ジュース」も狙って当てたということで、あやめの動体視力の高さがサラっと描かれてます。
あやめは野原に狙うべき物を教えようとしますが、ウサギ先生がストップをかけます。
「あやめちゃんはそれ以上喋っていはいけません!!他の生徒の勉強になりませんよー!」
引用:『君は008』16話
これは大人げない発言にも見えますが、僕はエイトたちに自分で考えさせるための「指導」だと感じました。
そう考えると、怒ってプレッシャーをかけているのも、生徒たちに追い込まれた状況での思考力を養わせる為と捉えられなくもありません。半分くらいは本気で怒ってるのかもしれませんが・・・
まさかの最高得点
結局、エイトがあやめの狙いに気付き、3人が揃えたのは「入浴剤」「ジュース(ペットボトル)」「釘」です。
これを全部混ぜてよく振ると・・・
大爆発!!!
入浴剤と炭酸が混ざって発生したガスがペットボトルを破裂させ、中から大量の釘が飛び出す・・・まさに日常兵器って感じでした!
得点は名乗らん君のチームを大きく上回って断トツの1位!
腕力を一切使わずに、凄まじい威力の攻撃になりました。
エイトもよく気づいたなと思います。
意外と科学の知識が豊富なんでしょうか?
ウサギ先生がすり替えたルーレットには、他にも「組み合わせると武器になる物」が並んでいました。
ただの意地悪かと思いきや、他の生徒に身体能力で劣るエイトと野原が高得点を獲得するチャンスを与えてくれたようにも思えます。
どこまでが、計算なのか・・・
ウサギ先生の本心は掴みどころがありません。
エージェントの心構え
高得点に喜びつつも、ボロボロになった人形を見て複雑な表情のエイト。
これが人間だったら命はなかったでしょう。
自分がこれから何を学んでいくのかを改めて認識したようです。
そんなエイトに、ウサギ先生が歩み寄ります。
エイトたちがこれから学ぶ技術には「暴力と呼べるものが多くある」としつつも
「我らエージェントは、それを仲間のため、正義のため以外には、決して使わない!!」
引用:『君は008』16話
それが戦う者の最低限のマナーだと、心構えを教えてくれました。
ウサギ先生の言葉に、いい顔でうなずくエイト。
エージェントの世界は、エイトがこれから生きる世界であり、エイトの父がかつて生きた世界です。
この世界を生きる者の心構えが、自分の納得できるものであったことに、エイトは二重の意味で安心できたことでしょう。
まとめ
『君は008(ダブルオーエイト)』第16話の感想でした。
ウサギ先生が、ブチ切れたことで、異様なテンションのまま駆け抜けてしまった感のある1時間目でした。
あやめとエイトの連携で、減点を回避したエイトたちですが、他の生徒と比べて戦闘力の低さは否めない感じです。
今までのような、根性と閃きだけではいずれ壁にぶち当たりそうな気がしますが、エイトがこのスタイルでエージェントを目指していくパターンもあるかもしれません。
あと、次の授業では今回足を引っ張りまくっていた野原にも活躍して欲しいですね。
頑張れ野原!
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