『呪術廻戦』第31話「また明日」の感想と考察です。
ネタバレもあるので未読の方はご注意を!
前回のあらすじはこんな感じです↓↓↓
第30話「我儘」
真人の領域展開“自閉円頓裹(じへいえんどんか)”に閉じ込められてしまった七海。絶体絶命の危機でしたが、虎杖が領域内に侵入することに成功します。さらに不快だからと真人の領域を宿儺が破壊。お互いにダメージが蓄積される中、真人との戦いはどのような決着を見せるのでしょうか!?
『呪術廻戦』第31話のあらすじを箇条書きで!
まずは第31話のあらすじをサッとおさらいしましょう。
●領域展開を破られた真人は呪力の消耗が激しい。最後の力を振り絞って逃亡を図る。
●虎杖は素早く反応して真人に逕庭拳を喰らわせる。真人は破裂するが手応えはない。
●結局、真人は排水溝から逃げ出してしまった。真人は宿儺を復活させることで“呪いの時代”がくると確信する。
●七海に“呪術師”として認められるも、虎杖は人を殺したことで“正しい死”が分からなくなる。
●事件後、順平の高校はいじめについて向き合い始めた。順平は引っ越したことになっている。
●虎杖は“正しい死”が分かるまでもう負けないと決意し、新たなスタートを切るのだった。
真人との戦いのエピローグ的な回でした。虎杖は真人に操られた人間を殺してしまっていたのですね。
『呪術回線』第31話の感想&考察!
虎杖の判断スピードの早さが凄い
宿儺が真人の領域展開を破って、もとの校庭に戻ってから0.1秒。
虎杖が次の行動をとるまでに要した時間はほんの一瞬でした。少年院で特級の呪霊と会敵した時もそうでしたが、虎杖の本能的な反応のスピードは凄まじいものがあります。
『呪術廻戦』第31話より引用
今回も呪術師としての実力や経験では遥かに上であるはずの七海を上回るスピードで行動に移っていました。
残念ながら真人には逃げられてしまいましたが、実戦経験を積むという1点においてのみ考えれば、今回虎杖が得たものは多かったのではないでしょうか。
“正しい死”とは何なのか?
虎杖は、真人によって姿を変えられた人間を殺してしまっていました。
殺した時のシーンが描かれていなかったので、うまく動きを止めて戻ってきたのかなとも思いましたが、残念ながらそうではなかったようです。
“正しい死”とは何なのか分からなくなったと言う虎杖。七海には「死は万人の執着点だが、同じ死は存在ない。」と言われました。
虎杖は、順平に対して「一度人を殺したら“殺す”って選択肢が俺の生活に入り込むと思う」と言っていました。
『呪術廻戦』第24話より引用
これからの戦いで、虎杖は様々な“死”に直面することになると思います。“正しい死”とは何か?この難しい問いに虎杖が答えを出せる日は来るのでしょうか?
順平の行動がもたらした変化
順平の高校では、いじめに関するアンケートが開始され、順平をいじめていた主犯格である伊藤は教師に事情を聞かれるなど、いじめに対して向き合う姿勢が生まれていました。
体育館で順平に襲われた伊藤と、それを見ていた担任の教師の心には大きな変化をもたらしたようです。
特に、担任の教師については、顔つきもかなり変わっています。これを機に教師としての使命を見直して“良い先生”になっていきそうな様子でした。
『呪術廻戦』第31話より引用
順平の親子を襲った悲劇を考えると、あまりにも小さな変化なのかもしれません。しかし、順平が変えた教師の心が、やがて同じように苦しむ生徒を救う日が来るかもしれないと感じさせるシーンでした。
『呪術廻戦』第31話の感想&考察まとめ
『呪術廻戦』第31話の感想と考察でした。
真人との戦いが終了しました。ここで止めを刺せなかったことはかなり痛手でしたね。
今回の戦いで、虎杖は漠然と抱いていた“人には正しく死んでほしい”という矜持の意味を再度考えさせられる形となりました。この難問の答えが出るのはかなり先になりそうです。
そして、次回からはいよいよ京都校との交流会に向かって新章がスタートです。
久々に伏黒や釘崎も登場すると思われるので楽しみですね!
コメント