『呪術廻戦』第25話「固陋蠢愚(ころうしゅんぐ)」の感想と考察です。
ネタバレもあるので未読の方はご注意を!
前回のあらすじはこんな感じです↓↓↓
映画館の事件に居合わせた吉野順平を調べるために接触した虎杖。
そこに順平の母親が通りがかり、なぜか夕食に招待されることに。
順平との距離を縮めた虎杖でしたが、順平の母親が自宅で宿儺の指を見つけます。
そして宿儺の指に呼び寄せられた呪霊が彼女の背後に迫っていました・・・!
『呪術廻戦』第25話のあらすじを箇条書きで!
まずは第25話のあらすじをサッとおさらいしましょう。
●順平の母親は呪霊に殺されてしまった。
●混乱する順平は、真人に唆されて復讐に走る!
●しかし、順平の自宅に宿儺の指を置いたのは夏油。
●自身が通う里桜高校に現れた順平、狙いはいじめの主犯格・伊藤。
●伊藤をボコる順平の前に虎杖が到着!
順平の母親は無情にも呪いの手にかかってしまいました。復讐に走る順平を止めることができるのでしょうか!?
『呪術回線』第25話の感想&考察!
時間のズレを確認
第26話の1ページ目は報告書の文面といった形でスタートします。
その文面から順平の母親が呪霊に殺されたことが分かるのですが、この事実が発覚したのは里桜高校での事件の後という記載もあります。里桜高校の事件というのは、順平が今回起こした事件のことなので、この報告書が書かれたのは2ページ目から描かれる時点より少し先ということになります。
少年院に特級の呪霊が発生した事件でも、事件が描かれる前に報告書の文面を見せるという手法がありましたが、今回もそのパターンですね。第26話の時点では虎杖は順平の母親が死んでしまったことをまだ知らない状態だという点はチェックしておきましょう。
暗躍する真人の狙いとは!?
第26話での真人の立ち回りから、順平は真人に利用されていることが分かりました。
母親を亡くし混乱する順平を唆し、復讐の矛先を高校の同級生に向かわせます。そもそも順平の自宅に宿儺の指を置いたのが夏油です。理屈っぽくいろいろと思考を巡らせている順平ですが、彼の行動は真人の手のひらで踊らされているだけのようにも思えますね。
『呪術廻戦』第25話より引用
そして、真人の狙いは虎杖でした。虎杖に順平をぶつけて宿儺優位の“縛り”を科すことが真人の目的です。
『呪術廻戦』第25話より引用
映画館で変死事件を起こせば虎杖が調査に来ると知っていたのでしょうか?だとすれば高専側に内通者がいる可能性もありますね。
いじめの主犯格?伊藤翔太はこんな奴
今回、順平から犯人扱いでボコられ、犯人じゃなくてもどうせ殺すと言われるほど恨まれている同級生の伊藤翔太。
『呪術廻戦』第25話より引用
金持ちのボンボンで、他の生徒からの人気も高く、校内でかなり高い地位を築いているようです。事件当時は全校集会で読書感想文コンクールの表彰を受けていました。「読書感想文で表彰ってww」と思った方も多いのではないでしょうか。それは彼も同感らしく、代筆させた生徒に「適当に書けって言ったろ!」と悪態をついてる所も描かれています。順平以外にも、伊藤の被害者はけっこういるのかもしれません。順平が恨むのも分かる気がするクソ野郎っぽいです。
個人的に笑ったのが、女子生徒からキャーキャー言われる伊藤に舌打ちする校長先生。
『呪術廻戦』第25話より引用
露骨すぎ!!
順平はこのまま悪に堕ちてしまうのか!?
伊藤翔太をボコボコにする順平。
彼はやっぱり真人から力を与えられているようですね。
なんか毒みたいな攻撃してるし。
また、守りたいものがなくなった順平にとっては伊藤が犯人かどうかも関係ないようです。順平はもともと“自分を嫌いな人間は殺しても構わない”という考えを持っています。何もしなかったのは力が無かったから、そして母の魂を穢したくなかったからです。どちらのブレーキもなくなった順平は、例え犯人ではなくても遠からず伊藤を殺そうとしたハズです。
『呪術廻戦』第25話より引用
人を呪い、悪に堕ちていく順平の心を虎杖は救うことができるでしょうか?
『呪術廻戦』第25話の感想&考察まとめ
『呪術廻戦』第25話の感想と考察でした。
かなり重たい回でしたが、そんな回に校長のくだりをぶっこんで来るセンスが凄いなと思いますww
順平は完全に自暴自棄になってしまいました。力のままに暴れて、あとはどうなっても良いと考えているように見えます。
虎杖は順平を救うことができるでしょうか?たぶんそれが、宿儺優位の縛りを回避することに繋がる気がします!
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