『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』第57話「機械の母」のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
ヴァルキリーの真実を知り、ホムラは走り出します。
第57話では、ホムラとヴァルキリーの過去が描かれました。
ヴァルキリーはなぜ、ホムラのもとを去ってしまったのでしょうか・・・?
EDENS ZERO(エデンズゼロ)第57話「機械の母」のあらすじ
ホムラとヴァルキリー
ホムラは、ヴァルキリーの真実を知って駆けだしていきました。
一緒にいたシキやレベッカのリアクションから見ても、ヴァルキリーが良い状態とは言えなさそうです。
ここで、回想シーンに入り、幼いホムラとヴァルキリーの惑星オオエドでの暮らしが語られます。
戦場でヴァルキリーに救われたホムラは、ヴァルキリーに弟子入りし、2人で暮らしていました。
周囲には「ロボットが母親の真似事?」と冷ややかな目で見る者もいましたが、ホムラはそんな奴らに啖呵を切れる強い娘になっていました。

そんなホムラを「何でもかんでも思った事を言うな!」と窘めるヴァルキリーでしたが、自分を慕うホムラの言葉に嬉しそうな表情も見せていました。
2人のオオエドでの暮らしは、幸せなものだったようです。
5年前の事件
5年前のある日、ホムラが事件を起こします。
「ヴァルキリーをよこせ」と言ってきた悪がきをボコってしまったのです。その悪ガキは、町奉行の息子でした。
裁判にかけられたホムラは、悪ガキに謝るように言われますが、断固として謝ろうとしません。師匠であるヴァルキリーを愚弄された事が、どうしても許せなかったのです。
幸い、悪ガキの父親である町奉行は常識人で、子どものケンカを罰するようなことはしませんでした。しかし、ヴァルキリーは町奉行からこう言われてしまいます。

「子育てというのは思い通りにいかん事もある。それでも愛情を持てるのは血を分けた親子だからじゃ。お前さんはあの娘の母ではない」
帰り道、悔しいと泣くホムラに対して、ヴァルキリーはかける言葉を見つけられませんでした…
ホムラの実の母親は…
ホムラにはじつの母親が必要だと考えたヴァルキリーは、ホムラの母親を探す為、シャオメイのもとを訪ねます。目的を達したら戻るつもりで、ホムラにも書き置きを残してきましたが、その書き置きは近所のネコに持って行かれたため、ホムラが読むことはありませんでした・・・
そして、シャオメイが詠んだホムラの母親の名前は「クレナイ・コウヅキ」
どうやら、紅婦人のようです・・・!

EDENS ZERO(エデンズゼロ)第57話「機械の母」の感想
ホムラは、ヴァルキリーが黙って去って行ったと思っていましたが、ヴァルキリー的にはちょっと家を空けるくらいのつもりだったようです。それが、長い別離になってしまったのが悲劇的です。
ホムラの母親が紅婦人ということは、ヴァルキリーは、紅婦人を連れ戻すことに失敗して、ホムラのもとに帰ることもできない状態にされてしまったと考えられます。
「心」を大切にするこの漫画の流れから行くと、ヴァルキリーは心を壊されてしまっているのかもしれません。来週はホムラとヴァルキリーが再会すると思われますが、悲しい展開になりそうで憂鬱です・・・
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