ブルーロック第84話「初期衝動」のあらすじを振り返りつつ感想を綴っていきたいと思います。ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。
ラストプレー、「かいぶつ」を探すサッカーを捨てた蜂楽が圧巻のドリブル突破を魅せます。潔たちは覚醒した蜂楽を止めることができるのでしょうか…
ブルーロック第84話「初期衝動」のあらすじと感想
希望が呪縛に・・・
ドリブルでカウンターを仕掛ける蜂楽の前に立ちふさがった潔は、凪たちが戻るまでの時間を稼ごうとする。
対する蜂楽は、まだ「かいぶつ」の影を消し去れずにいた。
蜂楽の前には「かいぶつ」がいる。誰かが「かいぶつ」がいる位置まで走り込んでくれれば、そこに決定的なパスができる。
子どもの頃は一緒にサッカーをしてくれる「希望」だった「かいぶつ」は、いつの間にか蜂楽のイメージを重く閉ざす「呪縛」に変わってしまっていた。
いつの間にか「かいぶつ」とサッカーをすることが生きがいになっていた蜂楽は、「青い監獄(ブルーロック)」で初めて本物の「かいぶつ=潔」に出会い、「潔とサッカーをすること」が存在理由になってしまっていたのだった。

誰よりも自由にサッカーをやっていたハズの蜂楽でしたが、本人も気付かない内に「潔に依存するサッカー」になってしまっていたのは皮肉な話ですね。
誰にも読めない危険人物(ジョーカー)
「かいぶつ」の呪縛を解かなければこの先へは行けない。
そう決意した蜂楽は、時光がパスコースがいい位置に走り込んでいるのを無視して、単独での突破を選択する。強引に股抜きで潔を抜き去る。
すぐに千切が追い付く。同時に蟻生がパスを受けるために並走していたが、ここでも蜂楽はドリブルを選択。千切も股抜きの餌食になる。
さらに馬狼が蜂楽の肩を掴んで止めようとするが、またしても股抜きで抜かれてしまう。
今までと違う蜂楽の様子に、潔は蜂楽が誰にも読めない危険人物となった事を認識する。

蜂楽が「かいぶつ」の呪縛を振り切って覚醒してみせましたね。3人連続股抜きは凄まじい。
単独で全員をブチ抜いていく様は、一次選考のチームV戦を思い出しますね。
信じてたぜ
蜂楽が独走するつもりだと考えた馬狼、千切、凪は、3人で蜂楽を囲む。
ボールに人が殺到する中、潔は凜がうごきだしているのを感じ取る。その位置は囲まれた蜂楽が最もパスを出しやすく、ボールが出ればそのままゴールへ抜け出せるルートだった。
しかし、蜂楽はそこでもパスを選択せず、その場でリフティングを始める。潔はここで、勝利のために喰らうべきは凜ではなく蜂楽だと判断し、思考を巡らせる。
蜂楽は「かいぶつ」の呪縛から解き放たれ、日が暮れるまでボールを追かけていた幼い頃の感覚を取り戻していた。
「かいぶつ」とも「潔」とも決別する覚悟を決め、3人を抜き去った蜂楽がシュートを撃つ。
しかし、そのシュートを潔がカット。
「信じてたぜ蜂楽・・・」
潔は蜂楽が独りで3人を突破してくると信じてカバーに走っていたのだった!

蜂楽の独壇場だった第84話でしたが、最後の最後で潔がボールをカットしました。
覚醒していた蜂楽なら、囲まれていても凜にパスを出すことが出きたハズで、潔としても凜のマークを外してシュートコースに入るのは一か八かの賭けだったでしょうね。
まさに、予測と言うより、蜂楽の能力を信じたディフェンスだったのではないでしょうか。
コメント