『ブルーロック』第63話「埋もれる人間」のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
馬狼を「生かす」ではなく「使う」という考え方に辿り着き、潔のプレーはさらにアップグレードされました。
そんな潔のプレーに触発され、チームレッドの千切も「進化」を見せます!
ブルーロック第63話「埋もれる人間」のあらすじ
キングのプライド
潔に囮として使われ、ヘタクソとまで言われてしまった馬狼。プライドをずたずたにされた形ですが、それでも彼の心は折れませんでした。
「フィールドのキングは俺だ」
と、自分中心のプレーを諦める気は全くないようです。

試合は、チームレッドのキックオフで再開されます。ボールを持ったのは玲王。マークに付くのは潔。玲王は、覚醒中の潔を警戒して千切にパスを出します。千切はそれをダイレクトで國神へ。これも練習していたコンビネーションプレーの1つでした。
しかし、國神のマークについていた馬狼がこのボールを奪います。自分にパスは来ないと考えた馬狼は、ボールを奪うところから一人でやろうとするのでした。今までは見られなかった積極的な守備。馬狼のプレーにも少し変化が見え始めました。
フィールドの支配者
ボールを奪った馬狼は、相変わらずドリブルでの突破を狙います。凪がパスを要求しますが、出す気はありません。それが分かっているチームレッドは、國神と玲王が馬狼を挟み込みボールをカット。
しかし、こぼれ球を拾ったのは潔でした。馬狼がボールを奪ったところで、この展開を予測し、ボールがこぼれるであろうポイントに走り込んでいたのです。

千切が慌てて潔に寄せていきますが、潔はその裏を突いてフリーの凪へパス。これを凪がしっかりと決めて3-3の同点に追いつきます。
チームレッドの3人は、高次元のプレーを見せる潔と凪にフィールドを支配されていると感じます。
千切の進化
チームレッドのキックオフで試合が再開されます。玲王から再び千切へパスが出ます。マークに付くのは凪。
千切は自分の「トラップの瞬間に減速する」弱点を克服して凪を振り切るために、賭けに出ます。トラップせずに、ボールを自分の進行方向へ弾き出したのです。

スピードを緩めることなく「最高速度」での勝負に持ち込んだ千切。凪は振り切られ、馬狼のスライディングも届きません。
そのまま千切がゴールを決めて、3-4.チームレッドが勝利に王手をかけます。進化を見せた千切を見て、潔は「俺らの前で埋もれるような人間じゃ世界一になんてなれない」と、楽しそうな表情を浮かべます。
一方の馬狼は、ピッチに倒れこみ憤怒の表情。追い込まれた状況で馬狼も進化することができるでしょうか?
ブルーロック第63話「埋もれる人間」の感想
潔の成長スピードがどんどん速くなって面白くなってきました。今までの悩み苦しんでいた姿から一変、自信に満ち溢れてプレーしている感じがしますね。
千切がプレーを進化させて、王手をかけられても、追い込まれた焦りより「やっぱあいつ欲しいな」という思いの方が勝っていたように見えました。
残る問題は馬狼ですね。試合に勝つためには彼が何かしらの変化を見せる必要があると思われますが、いったいどのような変化になるのか楽しみです。もしかしたら、ここまで王様であることにこだわる理由なども判明するかもしれませんね!
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