『ブルーロック』第53話「死角」のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
潔&凪ペアvs馬狼&成早ペアの2on2は、2-3で馬狼&成早がリード。
凪と馬狼がゴールを奪い合う展開の中、潔は「天才側」に行くためのピースを探し続けます。
そして、そのヒントは成早の動きに隠されているのでした・・・!
ブルーロック第53話「死角」のあらすじ
分厚い天才への壁
潔は自分に足りない能力、「ゴール前へ辿り着く」ための1対1の武器を模索していました。しかし、現状は凪や馬狼どころか、成早を突破することもできません。
潔はあらゆる手を尽くそうと、凪との「ワンツー」で成早を突破しようとしますが、成早はぴったりと付いてくるのでした。結局、突破を諦めた潔は凪にパス。それがゴールに繋がり同点に追いつきますが、潔の表情は晴れません。
凪と馬狼だけがゴールを重ねる試合展開では、いつまでも「天才側」に到達することができないからです。

思考を変える
戦法を変えても上手くいかない潔は、「行動」の前に「思考」を変えようと試みます。「変わるってのは今までの自分を壊すコトからしか始まらない」と心で呟く潔・・・絵心の教えがだんだん身についています。
しかし、その間にも試合はどんどん進んでいきます。馬狼が本日2度目のキックオフシュートを狙ってきました。今回はブルーロックマンでも届かないコースを突いてきた馬狼でしたが、シュートを読んでいた凪がブロックします。
潔はこぼれ球を拾ってカウンターを仕掛けようとしますが、死角から飛び出した成早にカットされます。1対1では成早がやや優勢です。

しかしその成早も、凪のプレッシャーに突破を諦め、馬狼へパスを出してしまいました。
これを馬狼がキッチリ決めて3-4。得点に結びつくプレーを見せた成早でしたが、潔と同じようにその表情は曇っています。お互いに「天才側」に追いつくきっかけを掴めないままです。
オフ・ザ・ボール
潔&凪ペアは、あと1点を奪われれば敗退が決まってしまいます。潔は4失点目に繋がった自分のミスを反省します。そしてそれが、新たな思考のピースを与えてくれました。
潔が成早にボールをカットされたのは、成早が潔の「死角」から飛び出してきたからです。それは成早が潔の死角を狙ったからであり、ボールがない所での駆け引きでした。
ボールを持っているだけが1対1ではない。
潔は、1対1で勝つことを考える際に「オフ・ザ・ボール」を意識していなかったことに気付きました。「死角」と「オフ・ザ・ボール」、この2つのピースを脳にぶち込んで、勝つための道をすさまじい集中力で構築し始めます。

潔がほぼ自分の思考に没頭している間に、凪が1点とってくれました。「最後の1点を奪うために、まずはボールを奪わないとね」と声をかける凪でしたが、潔の耳には届いていません。
脳みそフル回転で思考を巡らせる潔に、進化の瞬間は訪れるのでしょうか・・・!?
ブルーロック第53話「死角」の感想
ついに試合は4-4。次の1点を取った方が勝利する展開になりました。来週で決着しそうですね。キックオフは馬狼&成早なので、潔たちは若干不利な状況です。
この試合ではほぼ足を引っ張る事しかしていない潔ですが、遂に自らの殻を破るためのヒントを掴みました。目まぐるしく思考を巡らせて、自分の常識を再構築する潔。果たして、答えをみつけることはできるのでしょうか・・・!?
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