ブルーロック第19話「圧倒的不利(ディスアドバンテージ)」のあらすじを振り返りつつ感想を綴っていきたいと思います。ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。
久遠の裏切りが発覚し、10人対12人での戦いを余儀なくされるチームZ。敗退の危機が迫る中、千切の過去が明らかになります。
ブルーロック第19話「圧倒的不利(ディスアドバンテージ)」のあらすじと感想
伊右衛門が魂のセーブ
逆転を許したチームZは反撃に出たいところだったが、戦術がバレている上に「10人対12人」という、圧倒的な人数の不利は簡単には埋められなかった。
久遠と鰐間兄弟の3人が潔からボールを奪い、そのまま3人でシュートまで持って行ってしまう。
あと、1点取られたら試合が終わる。そんな窮地を救ったのは伊右衛門のファインセーブだった。横っ飛びでギリギリボールに触れ、ボールを掻き出した。
「ゴールは死守するから死んでも1点取れ!」とチームを鼓舞する伊右衛門。引き分けに持ち込めれば最終戦に望みを繋げる。
しかし、こぼれ球に詰めていた千切は全力で走る事ができず、鰐間弟にボールを奪われてしまう…

伊右衛門が本職のGKのようなファインセーブでチームを救いました。彼もこれまでの戦いで成長していたんですね(笑)
こぼれ球を寄せ切れずに奪われてしまった千切でしたが、その表情からは彼自身が一番もどかしさを感じている事が伝わってきました。
あと、一コマ目の雷市の怒りっぷりが尋常じゃありませんでした。試合が終わったら久遠はボコボコにされるんじゃないでしょうか…
千切の過去
千切は過去を振り返る。
俊足を武器にしていた千切は、羅古捨実業高校に入学するとすぐさまエースとして活躍し、マスコミにも注目される選手になる。
先輩には千切が入るまでダブルエースを張っていた鰐間兄弟がいたが、才能で勝る千切は生意気な態度をとっていた。
自慢のスピードを武器に「世界一のストライカー」になれると本気で信じていた千切。しかし、右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、医者からは再断裂をしたらサッカー選手として生きていくのは難しいとまで言われてしまう。
そこから千切は、人生の全てだったサッカーに希望をなくしてしまったのだった。

千切の過去が明らかになりました。彼の武器はスピードでした。千切も生意気でしたが、鰐間兄弟もなかなかに性格が悪いですね。
また、幼い頃からサッカー一筋で生きてきた千切にとって、膝を再び壊して「世界一のストライカー」を目指せなくなる事は、自分が自分ではなくなってしまう事を意味しているのでした。
「青い監獄(ブルーロック)」で敗退すれば、強制的に夢を追う事を終わらせてもらえると思ったんですね。
諦めないエゴイスト
3-4のまま、試合は残すところ5分となった。
あと5分で俺のサッカーは追われる・・・
千切がそう諦めようとしたその時、背後から潔が怒鳴る。
「走れ千切!!まだ終わってない・・・!!」
まだ諦めずに必死にあがく潔の姿に、千切の鼓動は再び大きくなるのだった・・・!

試合を通して、千切に「諦めるな」と呼びかけ続けてきた潔。試合終了間際になっても諦めない潔の想いに、千切は応えてくれるのでしょうか。
千切が怪我のトラウマを克服して、かつてのスピードを取り戻せれば、千切の足は終わったと信じている鰐間兄弟の油断を突いてチャンスを生み出せそうですね!
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